漢検準1級の勉強で役立つこと
「串」という漢字。普通に生きてたら「くし」という読み方を知っていたら苦労しない。
ただ他に、訓読み「串く(つらぬ‐く)、串れる(な‐れる)」がある。意味としては串く=貫く、串れる=慣れるだと思っていい。
そして、音読みに「セン」と「カン」がある。
この音読みと訓読みは対応している。「貫く」という意味のときは「セン」。「慣れる」という意味のときは「カン」と読む。
ここで混乱が生じやすいので、「貫く」ではなく準1級配当漢字の「穿く(つらぬ‐く)」と対応していると思うと覚えやすい。「穿」には音読みの「セン」がある。
「串殺(センサツ)」:串刺しにして殺す。
「親串(シンカン)」:親しみなれる。親族。
毎回出てるわけではないし、出たとしても1問だとお思うので。自分が準1級を受けたときには「串殺」が出て、正解した。
ちなみに、「串通」という言葉がある。これは「センツウ」とも「カンツウ」とも読めるので、文章をしっかり吟味してから読みを答えたほうがいい。
試験のときに「あのブログ役に立った」と思って貰えれば嬉しい。
"な(慣)れるは「カン」、つらぬ(貫・穿)くは「セン」"